センター長 挨拶(2013/09)

大阪大学大学院医学系研究科附属 PET分子イメージングセンター センター長 畑澤 順

畑澤 順

(2013年9月の挨拶)

大阪大学大学院医学系研究科附属PET分子イメージングセンターがオープンして、3年目を迎えました。この間、31件の研究プロジェクトが行われました。医学系研究科20件、大阪大学内5件(工学研究科、薬学研究科、理学研究科、核物理研究センター、免疫学フロンティア研究センター)、国内大学・研究機関4件(東京工業大学、奈良先端科学技術大学院大学、名古屋大学、日本原子力研究開発機構)、国外大学2件(韓国カソリック大学、チェンマイ大学)の利用がありました。東京理科大学、ソウル国立大学の先生方をはじめ、多くの方々が見学に訪れました。

今年はじめから、小動物用PET-CT装置が稼働し、PET-MRIと併せて利用されています。細胞培養施設(核医学講座)、動物観察室、病理標本作製・解析システムが稼動し、ようやく実験環境が整備されてきました。

施設の運営は、核医学講座、医薬分子イメージング学寄付講座、放射線管理室のスタッフを中心に行われており、先生方の研究をサポートしています。運営経費は利用料でまかなわれています。2014年3月までには信頼性基準を満たす実験施設にすべく、準備しています。

本センターの目標は"生命と疾患の分子病態を画像化する"ことです。さらに多くの研究者の皆様にご利用いただけるよう、施設の整備運営に努めて参ります。